梅から桜へ

今週のお題「お花見」

 

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毎年当たり前のように花見がありますが、花見といえば桜。

なぜ桜だけなの?って思ったことありません?


花見の歴史ってどうなんでしょう?
気になって調べてみると・・・、結構最近かと思っていましたが、意外と深い歴史があるようです。

 

花見の歴史は最も古い起源としては、今から約1300年前の奈良時代の貴族の行事が起源としているようです。
しかし、この頃はまだまだ花見としては普及していない。
桜が行事ではなく、貴族階級に普及し始めたのは平安時代です。

 

地主神社京都府)から献上された桜をこの天皇が大変気に入りそれ以降天皇に献上されるようになりました。
この当時から貴族間に桜が雅びなものとして普及し
日本人に桜が浸透していくきっかけにもなった。

 

ちなみに当時の花見の様子が源氏物語にも描かれています。
桜の美しさは、いつの時代も私たち日本人を魅了しますね!
この感覚は昔から変わらないって言えますね。

起源とされている奈良時代から平安時代は貴族の風習でした。
鎌倉時代から室町時代になると武士階級にも普及してきました。
室町時代以降であれば豊臣秀吉が行なった1594年の吉野の花見が非常に有名です。

 

それでもまだ庶民には現在のような形で花見は普及していませんでした。

現代の花見は、重箱を広げて乾杯しながら大騒ぎする形です。
ちなみに、現在の様にシートをひいてワイワイ騒ぐスタイルは1950~60年ごろから始まったみたいですね。

 

会社など団体さんより家族でお花見という形が多かったようですが、基本の形は今と同じ感じです。


なぜ桜だけなのか?
最初は梅だったという話を聞いたことがあります。それが桜に変わったのはいつごろからでしょうか?
奈良時代では当時中国から輸入された梅の方が珍しく、桜はまだ花見の対象ではなかったです。


平安時代に入ると梅ではなく桜が花見の主流となり古今和歌集にも桜を題材にした歌が多く詠まれるようになり桜が主流になったことが分かります。
今で言うブームのような感じですね(笑)
当時の人たちも流行りの物には目が無かったのでしょうね!

 

最後にお花見の歴史に関しておさらいをしてみると、

• 花見の起源は約1300年前の奈良時代
• 最近の花見スタイルになったのは江戸時代!
• 最初の花見は桜ではなく、梅だった!

 

この様な感じになりますね。いかがでしたでしょうか?

 

身近なイベントですが案外知らないことの方が多かったのではないでしょうか?
歴史を知ることでまた違った角度で花見を楽しむのも粋な感じで良いですね!
今年の花見は歴史に触れながら桜を楽しんで見てください!!